想い出・・・こんな私の足跡

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幼き日

クリスマス 

お芋掘りや
通園の記憶もおぼろげながらある。


保育園で一番の想いでは
幾つだったのかは分からないが
クリスマスだった。








クリスマス・イブの日
父は珍しく私達を定食屋サンに連れていった。



普通なら
そんなお店だろうと子供にとっては嬉しいのかもしれない。





だけど
私達は恐縮しきっていた。




父は外でどんな顔をしていたのかはしらないが
とにかく作法に煩かった。

保育園児を相手に
箸の持ち方から
据わり方から
残さず出された物を食べるかどうか


とにかく細かく黙って見ていた。





黙っている。








お店の中では何も言わずに黙ってみている。










でも私達は
怖くてご飯なんか食べていられなかった。







後何をされるのかを想像しただけで
怖くてご飯なんて喉を通らなかった。







私はその時
ただ
テレビを観ながらビールを飲んでいる
父の下駄を見つめていた。








上機嫌だったんだ。







父はお店を出るまではビールを飲んで
テレビに体を向け
とにかく上機嫌に見えていた。















お店を出て
上機嫌な父に安心していた。











何てバカな子供だろう。
私は何て馬鹿なんだろう・・・・・。











何歩か歩いた所で
父の狂気は突然始まった。









大人用の定食を
食べ切れなかった私は残してしまったんだ。




兄はどうしたのか覚えていない。
無理やりに何とか頑張って食べたのかもしれない。








そんな事を小さな脳みそで考える私の顔面や頭に
容赦なく
父の



さっき私が見つめていた下駄が
何度も何度も
飛んできた。



痛みも覚えていない。
















人って不思議。

















憎しみや恐怖は忘れないのに
体の痛みって
忘れてしまうのだから。



















何度も何度も殴られた後
やっと開放されて家に着く。





傷を労わってくれる人間などいない。




私達はいつも血のついたパジャマのまま
眠りについていた。




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