想い出・・・こんな私の足跡

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幼き日

殴る父(2) 

一体父は
いつからそんな事を始めたのだろう・・。

いつから
私達兄妹をはけ口にし始めたのだろう。

それすらわからない程
生まれてすぐに始まったのではないかと思ってしまう程





それは
毎晩、毎晩続いていた。









「お兄ちゃん・・・。いつ帰ってくるかな・・・・。」
「わからないけど、帰ってくる前に早く寝ちゃおう・・・。」





そんな会話を
私達兄弟は
おやすみ、の変わりに布団に入るとしていた。





寝ていたからと言って
父が寝顔を見つめてくれるわけでも
殴るのを止めるわけでもなかったのに。












カラン・・・・



コロン・・・・・・



カラン・・・・



コロン・・・・・・・・












布団にくるまって
異常な程耳を澄まし

段々と近づいてくる下駄の音に合わせる様に
体が強張っていくのがわかる。


「早く寝るんだ!!寝たふりするんだ!!」
隣で兄が小さな声で言う。


カラン・・・・・

コロン・・・・・・



下駄の音が止まり
父が家の中に入ってくる足音に変わる。



上手く寝息を立てようと思うと
どうやって息をすればいいのかわからなくなり
ギュッと目を閉じ
息を殺して
頭まで被った布団の中から父の気配を
何とか感じ様と神経を研ぎ澄ます。




ガバッ!!!




父が何も言わずに
私達の布団をもぎ取った。
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