想い出・・・こんな私の足跡

スポンサー広告

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


*Edit TB(-) | CO(-) 


父の死

父の死(2) 

兄は高校受験の目前だった。






混乱させたくないとおかんは私にだけ
父の病状を告げ

見舞いに行くと言った。








その時の私は人の死を文字としてしか知らず
何の実感もなかった。





父の話を
私にするおかんに
違和感を覚えたのは何故だろうか。








おかんと共に
父がいる病院に行った日の事は
異常な位に鮮明に覚えている。
















久しぶりに見た父は
機械に繋がれて
横たわっていた。






植物状態の意味はその時はわからなかったが。








何の感情も浮かばなかった。







横たわり
チューブに占領された父を見ても
私は何も感じなかった。












何も感じていないと思っていた。













おかんが私を見て
ひどく混乱して言うまでは。










「何て顔してるの・・・・・・・・・・・・・・・・。」












おかんは口を手で覆っていた。
それほど
信じられない顔をしていたのだろう。













笑っていた。
自分で気づかなかった位に
私は自然と
笑っていた。







スポンサーサイト


*Edit TB(0) | CO(0)


~ Comment ~















管理者にだけ表示を許可する

【父の死】へブログトップへ 【父の死(3)】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。