想い出・・・こんな私の足跡

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幼き日

水風船(3) 

それだけでは怒りが収まらなかったのだろう。



力の入らなくなった私を抱えて
いつも通り
また父は多摩川に向かった。






その日は思い返すと
「水攻めの刑」の日だった。














捨てられてからまた
柳の下でしばらくボーっとしてから
一人、トボトボと家に向かった。










部屋に入る前にいつも家の中の音を確認していた。








静かなら
父はもう満足しきって寝ている。







その日も家の中は静かだった。














難を逃れた兄だけが
私の帰りを待っていてくれた。










胸が痛んだのだろう。
庇えない事に。




自分の
自分達の
あまりの無力さに。










兄とはとても仲が良かったが
そんな環境で身を守る術を先に覚えたのは
兄だった。


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